先日行われた若草山焼きを観に行ってきました。
山の麓で見る山焼きは迫力満点ですよ!
【若草山焼き 歴史・簡単概要】
若草山焼き(わかくさやまやき)・若草山山焼きは江戸時代以前から行われていると言われています。
ただ若草山焼きは起源が明確ではありません。
若草山焼きは東大寺(とうだいじ)と興福寺(こうふくじ)・春日大社(かすがたいしゃ)の領地争いを焼き払って解決したのが起源とも、
鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)の霊魂を鎮める為とも、山を焼かなければ翌年に不祥事が起こる為とも、春の芽生えをよくする為とも言われています。
また若草山焼きは東大寺・興福寺・春日大社によると鶯塚古墳の霊魂を鎮めるきこり(木樵・樵)である杣人(そまびと)の祭礼が起源とされています。
江戸時代末期には放火を防止する為、奈良奉行所と東大寺・興福寺が立ち会って山を焼くようになったそうです。
なお若草山焼きは現在先人の鎮魂と慰霊、防災と世界の平安を祈願する為に行われています。
若草山焼きでは先ず奈良礼讃大花火で数百発の花火が打ち上げられ、その後面積約33ヘクタールの若草山に一斉に火が点けられます。
若草山焼きの点火は春日大社・春日の大とんどで採火された御神火を移した山麓中央の大かがり火から松明に火を移して行われます。